Amaproを作って以降、ちょこちょこと同じ説明を繰り返す事があり、毎回デジャブのように同じセリフを繰り返す事に少し疲れたので、どうビジネスに活かすのかを書いて置くことにします。
包み隠さず書きますので参考にしたい方はどうぞ。
目次
Amaproのデータを活用してビジネスに活かしましょう
何度か書いているので見た方もいると思いますが、少し前に制作したAmazonのマーケティングサイト【Amapro】。
どんなサイトかというと、ランキングの動向や、価格の動向を記録させているサイトです。
何が分かるの?
感の良い方は気が付くと思いますが、これによりある程度の売上予測が可能になります。
どう売上予測をするのか
まずとある商品のランキング推移のグラフを見てみます。
ランキングのグラフが上下しています。
グラフ上部に行くと数字が増え、下に行くと減ります。
とても単純な話で、商品が売れればランキングの数値は減る(1に向かう)。
ですのでグラフ上、下がっているところが売れているシグナルになります。
逆に売れていない、もしくは同カテゴリ内で近いランキングのモノがより売れていれば、数値は増える(1から遠くなる)。
ですのでグラフ上、上昇します。
上のグラフでいうと、赤丸の部分は売れている可能性の高い部分になります。
赤丸以外に、黄色の丸もありますが、この部分はランキングの変動幅が小さいので微妙なトコロではありますが、恐らく商品は動いているでしょう。
Amazonくらい巨大なサイトになると、大カテゴリ内で10000位以内でも比較的動きがあります。
とんでもない商品数の中で10000位なのですから当然です。
同じ商品を3ヶ月単位で見てみます。
3ヶ月単位だと分るのですが、最初のグラフ(1ヶ月単位)の2017/12/20が売れた可能性が高い日である事が分かります。
これを集計すると、15回ランキングが若くなった事を確認出来ます。
これらのカウントをまとめた表が下部の表になります。
1ヶ月間で、変動の数は15回。
1ヶ月間で集計に利用した日数は31日+1日で32日になります。
ここは31日にしたほうが本来分かりやすいのですが、何日間で計算をしているか表したほうが正確かな?と思い、このような表示になっています。
売れた数=変動数なのか?
ここで良く言われるのが、
『コレは月に15個売れているんですね?』
というセリフ。
この場合15個では無く、あくまでも15回の変動があったという事です。
売れた個数まではAmazonも渡してくれません。
ただ、予測できるのは15個近くは売れているという事。
ランキング動向が下に触れた時に、1個だけ売れたのか、2個売れたのか、もしくは10個なのか、それは分かりません。
ただハッキリ言えるのは、ランキングが若い程、ランキングを更に若返らせるには数が必要になり、
ランキングが老いてる程、少ない数で反応します。
売れた数=変動数では無い最も分かりやすいパターンが↓。
このようにランキング1位に張り付いてしまう場合、ランキングは変動しません。
上のグラフでは2位から1位になったトコロや、3位から2位になったトコロが変動数としてカウントされている為、変動数の数値は少ないですが、Amazonの中で1位の商品が売れていないワケありません。
ワタシは、過去どの仕事場でもこのような商品を扱った事が無いので、どのくらい売れているのか分かりませんが、100位台で半端無く売れていますので、きっとトンデモナイ数なのだと思われます。
このように、変動数=売れた数ではありませんが、ある一定のランキングからは大凡の売上動向の予測になり、またトレンド等を探る事が可能になります。
価格動向と合わせると更に参考に
ランキング動向以外に価格の推移もグラフにしています。
このグラフは商売以外でも、自分がモノを買う時に安いのか高いのかの判断にもなるかと思います。
↑のグラフはランキング動向で使った商品と同じ商品なのですが、価格が微妙に変動しています。
時期的に見てプライムのセール時期に下げたようです。
ただ、この商品の場合値下げしようが、しまいが、ランキングは1位に張り付くので、売り手であれば価格を下げる必要性は無いですね。
ただし買い手から見れば、価格が下がる時期があり、現在(このグラフを取得した日)は少し割高である事が分かりますので、今すぐ買わないで少し安くなるのを待っても良いかも知れません。
この手の判断はセドリな人達が上手なのかも知れませんね。
もしも貴方がAmazonで販売をするのであれば
このサイトは元々ワタシがAmazonで販売する為に作ったマーケティングサイトですので、手数料なども概算で算出しています。
カテゴリの手数料や、プライム対応にする為の手数料など、取得できる場合は掲載していますので、仕入れの目安も立てやすいようにしております。
検索はANDです
現在、まだ日が浅い為、あらゆる所でデバッグをとっており、どんなキーワードが検索されているか分かるようにしてあるのですが、見ていると沢山のキーワードを一度に入れてるケースが見受けられます。
恐らくOR検索を期待されての行為だと思います。
入力したキーワードに一つでもHITしたら出力されるように設定する事も可能ですが、その場合動作が遅くなるので、そういった設定にはなっていません。
複数のキーワードを入力した場合、それらのキーワード全てを含むモノを探し出そうとしますので、その辺の挙動を理解して頂きたいトコロです。
総括
簡潔に説明を書いたつもりですが、ある程度は理解出来たでしょうか?
本来はもう少しあるのですが、要点のみを書き出しました。
実のトコロ、私はまだこの仕組みを活かしていません。
というのも、サイトを作る事に夢中になってしまい、只今お腹いっぱい中で、メンテナンス的にサーバーには入るモノのサイトそのものはホトンド見ていないのです。
しかしながら、以前雇われていた会社内で もっと簡易的なモノを構築して使っていた時は、こういった統計データが非常に役立って驚いたモノであります。
ワタシはどうも 考えたり、作ったりする事にのみ頭がいってしまうタチなので、なかなかどうしてお金儲けがヘタクソなのですが、活かせる方は相当活かせると思いますので参考にしてみて下さい。
それでもし、すごーく儲かったらワタシにお小遣いとか貰えるとモット頑張るんだけどなー。
ではでは。